【例文付き】タクシー会社への志望動機|ポイントや書き方

タクシー会社への入社を希望している方の中には、志望動機の伝え方に困っている方も多いのではないでしょうか。

今回はタクシー会社の面接や履歴書で志望動機を伝えるときのポイントを紹介します。

タクシー会社への志望動機を考えるポイント

タクシー会社に限らず、求人へ応募するときは志望動機を考える必要があります。求職者の中には、給料など待遇の良さに魅力を感じて応募する方も多いでしょう。しかし、面接や履歴書で正直に「給料が良いから応募しました」と伝えるわけにはいきません。

人事担当者に好印象をもってもらうための志望動機を考えるポイントとして、次の3つがあげられます。

なぜその職種を選んだのか

1つ目のポイントは、なぜその業界・職種(タクシードライバーなど)を選んだのかを明確に伝えることです。

たとえばドライバーの仕事はほかにもバス、ハイヤー、トラックなど複数あげられます。なぜ、数あるドライバー職の中でタクシーを希望しているのかを伝えられると好印象を持ってもらいやすくなります。

加えて、応募したタクシー会社で働くことでどのような目標を叶えたいのか、どのような人物になりたいのかも志望動機に盛り込みましょう。

なぜその会社を選んだのか

2つ目は、応募先のタクシー会社を選んだ理由を伝えることです。タクシー会社は、同じ都道府県内に複数あります。

同業ゆえに勤務シフトや給与システムなどが似通っていることがある一方で、福利厚生などの待遇面や教育制度といった、会社独自のカラーが出る部分も多くあります。複数社の中でなぜ応募先のタクシー会社を選んだのか、「ここで働きたい」と思った理由を伝えましょう。

説得力のある志望動機を伝えるためには、事前の企業研究が大切です。どのような社内制度があるのか、どのような点に力を入れているのか入念に調べる必要があります。

自分の強みはなにか

3つ目は、自分の強みをアピールすることです。タクシードライバーはお客様と直接触れ合うため、会社の顔でもあります。入社後にどのような強みで会社に貢献できるのかを伝えると、採用の確度を高められます。

タクシードライバーとしてアピールできる主な強みは、下記のとおりです。

・コミュニケーション能力が高い
・丁寧で安全な運転ができる
・体力面に自信がある
・地域の情報に強い

上記のほかにも、タクシーのお客様の立場になって、どのようなドライバーがいると嬉しいか考えてみましょう。魅力的なタクシードライバー像にあてはまる特徴が自分にもあれば、強みとして積極的にアピールしたいところです。

【例文】タクシー会社への志望動機

最後に、タクシー会社への志望動機の例文をいくつか紹介します。下記を参考に、自分ならではのアピールを加えた志望動機を履歴書に記載しましょう。

【例文1】

私は長年、忙しい両親に代わって自宅で祖父母の介護を担当してきました。重い荷物をもったりドアを開けたりと、自然な気遣いができる点を近所の方からも褒めていただいたことがあります。
タクシー利用者の中には、高齢者や妊婦の方など、サポートを必要とされるお客様も含まれます。介護生活で養ってきた自然な気遣いを通して、お客様に安心して乗車いただけるドライバーになりたいと思い、貴社を志望しました。

【例文2】

私は以前、地域で宅配便の配達員として働いておりました。お客様に荷物を届けたときの「ありがとう」と言われたときの笑顔が好きで、もっと一人ひとりと丁寧に触れ合える接客がしたいと思い、タクシードライバーを志望しました。
これまで養った地理の知識や運転技術は、観光客の乗車が多い貴社で活用できると考えております。大切な荷物を丁寧に運んできた経験をもとに、安全な運転でお客様を目的地まで運べる運転手になりたいと思っております。

どのような背景があり、なぜタクシードライバーになりたいのか、なぜ応募先の会社を選んだのかが伝わる内容にまとめましょう。体力があることを伝えるときも「ジョギングが日課」「学生時代は運動部だった」など、具体的な理由を添えると説得力が増します。

まとめ

タクシー会社は、女性や若年層でも頑張り次第でガッツリ稼げることが魅力です。しかし、お客様を相手にする仕事である以上、応募すれば必ず採用されるほど甘くはありません。

人事担当者にやる気や能力が伝わるように、志望動機は入念に自己分析や企業研究を行ったうえで作成することが大切です。